SNSマーケティングコース

第4章 SNS運用の目的と目標の設定

4-1. KGIとKPIの基本理解

~成果を測定するための目的「KGI」と目標「KPI」の設定方法~

KGI(目的)とKPI(目標)

それでは、SNSマーケティングで成果を出すために欠かせない、KGIとKPIについて学んでいきましょう。
KGIは「最終的なゴール」、KPIは「ゴールまでの道しるべ」です。
なぜこの2つを区別する必要があるのか。
SNS運用は、ただ投稿するだけでは成果につながりません。明確な目的地(KGI)と、そこに到達するための中間地点(KPI)を設定することで、運用の方向性が定まり、成果を測定できるようになるからです。
具体例で説明しましょう。
KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)とは、SNS活用の最終目的を数値で表したものです。例えば、「年間売上を20%増加させる」「新規顧客を月間50名獲得する」「ブランド認知度を30%向上させる」といった、ビジネスの最終的な成果を示す指標です。
一方、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)とは、KGI達成までの過程を評価する中間指標です。例えば、売上増加というKGIに対して、「月間フォロワー数を1,000人増やす」「投稿のエンゲージメント率を5%向上させる」「Webサイトへの月間流入数を500件増やす」といった、定期的に測定できる指標がKPIになります。
つまり、KGIは「結果」を見る指標、KPIは「過程」を見る指標なのです。KGIという山の頂上を目指すために、KPIという中間地点を設定し、一歩ずつ確実に進んでいくイメージです。
地域ビジネスにおいても、この考え方は非常に重要です。「なんとなくSNSをやっている」状態から脱却し、明確な目的と測定可能な目標を持つことで、SNS運用が確実に成果につながるようになります。

地域ビジネスにおける適切な目的「KGI」設定例

次に、地域ビジネスに適したKGIの設定例を見ていきましょう。
地域ビジネスのKGIは「来店数」「売上」「認知度」の3つが中心になります。
なぜこの3つが重要なのか。
地域ビジネスは、限られた商圏内で顧客との関係を深めることが成功の鍵だからです。全国展開の大手企業とは異なり、地域のお客様に「見つけてもらい」「来店してもらい」「リピーターになってもらう」ことが最優先です。
では具体的なKGI設定例を見ていきましょう。

来店促進型ビジネスのKGI例

飲食店、美容室、整体院など、実店舗への来店が必要なビジネスの場合、「月間来店客数を前年比20%増加させる」「新規来店客数を月間30名獲得する」「予約数を月間50件増やす」といったKGIが適切です。

売上向上型ビジネスのKGI例

小売店やEC連動型ビジネスの場合、「月間売上を100万円増加させる」「客単価を15%向上させる」「リピート購入率を30%に引き上げる」といったKGIが考えられます。

認知拡大型ビジネスのKGI例

新規オープンの店舗や、地域での知名度が低いビジネスの場合、「地域住民の認知度を6ヶ月で30%に引き上げる」「商圏内でのブランド想起率を20%向上させる」といったKGIが適切です。

複合型のKGI例

多くの地域ビジネスでは、複数の目標を組み合わせることも効果的です。例えば、「新規来店客数を月間20名獲得し、そのうち50%をリピーターにする」といった、段階的なKGI設定も可能です。
重要なのは、必ず数値で測定できる形でKGIを設定することです。「認知度を上げる」ではなく「認知度を30%に引き上げる」、「売上を増やす」ではなく「売上を月間100万円増加させる」というように、具体的な数値目標を設定しましょう。

測定可能な「KPI」目標の立て方

それでは、測定可能な「KPI」目標の立て方について学んでいきましょう。
SMARTの法則を使うことで、誰でも測定可能な目標を設定できます。
なぜSMARTの法則が重要なのか。
曖昧な目標では、達成できたかどうかの判断ができず、改善もできないからです。「頑張る」「増やす」といった抽象的な表現ではなく、具体的で測定可能な目標を設定することで、成果が見える化され、次のアクションが明確になります。
SMARTの法則とは、効果的な目標設定のための5つの要素の頭文字を取ったものです。

S(Specific:具体的に)

「フォロワーを増やす」ではなく、「Instagramのフォロワーを3ヶ月で1,000人増やす」というように、誰が読んでも理解できる具体的な目標を設定します。

M(Measurable:測定可能に)

数値で測定できる目標にします。「認知度を上げる」ではなく、「アンケートで『知っている』と答える人を30%にする」というように、明確に測定できる形にします。

A(Achievable:達成可能に)

現実的に達成可能な目標を設定します。現在のフォロワーが100人なのに、「1ヶ月で10,000人」は非現実的です。「3ヶ月で500人」など、努力すれば達成できる目標にしましょう。

R(Relevant:関連性がある)

KGIと関連性のある目標を設定します。来店数を増やしたいのに、フォロワー数だけを追いかけても意味がありません。KGI達成に直結する目標を選びましょう。

T(Time-bound:期限がある)

「いつまでに」を明確にします。「フォロワーを1,000人増やす」ではなく、「3ヶ月後までにフォロワーを1,000人増やす」というように、期限を設定します。
地域ビジネスでの具体例
例えば、来店数の増加を目的「KGI」とする美容室の場合、「Instagram経由の新規予約を、3ヶ月後までに月間10件獲得する」という目標「KPI」は、SMARTの法則を満たしています。具体的で、測定可能で、達成可能で、来店数増加というKGIに関連し、期限も明確です。
このように、SMARTの法則を使うことで、誰でも測定可能で効果的な目標を設定できるようになります。

4-2. 業種別KPI設定の具体例

来店促進型ビジネスのKPI(来店数、予約数)

それでは、来店促進型ビジネスに適したKPIを見ていきましょう。
>来店促進型ビジネスでは「予約数」「お問合せ数」「クーポンの発行数」などをKPIに設定します。
なぜこれらの指標が重要なのか。
飲食店、美容室、整体院、歯科医院など、実店舗への来店が必要なビジネスでは、SNSからの直接的な来店行動を測定することが成果につながるからです。
では具体的なKPI設定例を見ていきましょう。

飲食店の場合

KGI:月間来店客数を前年比20%増加させる
KPI設定例:

  • Instagram経由の予約数を月間15件獲得する
  • ストーリーズのクーポン利用数を月間30件にする
  • DMでの問い合わせ数を月間10件獲得する
  • 投稿のエンゲージメント率を5%以上維持する

美容室・サロンの場合

KGI:新規来店客数を月間20名獲得する
KPI設定例:

  • LINE公式アカウントの友だち数を月間50人増やす
  • LINE経由の予約数を月間20件獲得する
  • Instagramのプロフィールアクセス数を月間500回にする
  • ビフォーアフター投稿の保存数を1投稿あたり30件にする

整体院・治療院の場合

KGI:新規患者数を月間15名獲得する
KPI設定例:

  • Googleマイビジネス経由の電話問い合わせを月間10件獲得する
  • Facebook投稿からのWebサイト流入数を月間100件にする
  • 施術動画の再生回数を1投稿あたり500回にする
  • 口コミ投稿数を月間5件獲得する

重要なポイント
来店促進型ビジネスでは、「SNS上の数字」と「実際の来店行動」を結びつけるKPI設定が重要です。フォロワー数やいいね数だけでなく、予約数、問い合わせ数、クーポン発行数など、来店に直結する行動指標を必ず含めましょう。
また、各SNSの特性に合わせたKPI設定も効果的です。Instagramならプロフィールアクセス数、LINEなら友だち追加数と予約数、Facebookならイベント参加申込数など、プラットフォームごとの強みを活かしたKPIを設定しましょう。

EC・オンライン連動型ビジネスのKPI(サイト流入、購入数)

次に、EC・オンライン連動型ビジネスに適したKPIを見ていきましょう。
EC・オンライン連動型ビジネスでは「Webサイト流入数」「購入数」「カート追加数」をKPIに設定します。
なぜこれらの指標が重要なのか。
オンラインショップや予約サイトと連動しているビジネスでは、SNSからWebサイトへの誘導と、そこでの購買行動を測定することが成果に直結するからです。
では具体的なKPI設定例を見ていきましょう。

小売店・物販ECの場合

KGI:月間売上を100万円増加させる
KPI設定例:

  • Instagram投稿からのECサイト流入数を月間300件にする
  • ストーリーズのリンククリック数を月間150回にする
  • ECサイトでの購入数を月間50件獲得する
  • カート追加率を20%にする
  • リピート購入率を30%にする

オンライン講座・スクールの場合

KGI:新規会員登録数を月間30名獲得する
KPI設定例:

  • Facebook広告からのランディングページ流入数を月間500件にする
  • 無料体験申込数を月間40件獲得する
  • 会員登録完了率を15%にする
  • メルマガ登録数を月間60件獲得する

予約サイト連動型サービスの場合

KGI:オンライン予約数を月間80件獲得する
KPI設定例:

  • LINE公式アカウントから予約サイトへの流入数を月間200件にする
  • Instagram投稿からの予約完了数を月間30件にする
  • 予約完了率を25%にする
  • キャンセル率を10%以下に抑える

重要なポイント
EC・オンライン連動型ビジネスでは、「認知→興味→比較→購入」という購買プロセス全体を測定するKPI設定が重要です。SNSでの認知(リーチ数、インプレッション数)、興味(エンゲージメント率、保存数)、比較(Webサイト流入数、滞在時間)、購入(購入数、購入率)という各段階でKPIを設定しましょう。
また、UTMパラメータやトラッキングリンクを活用して、どのSNS投稿からどれだけの流入と購入があったかを正確に測定することが不可欠です。Google AnalyticsやECサイトの分析ツールと連携させ、SNS経由の成果を可視化しましょう。

認知拡大型ビジネスのKPI(フォロワー数、エンゲージメント率)

最後に、認知拡大型ビジネスに適したKPIを見ていきましょう。
認知拡大型ビジネスでは「フォロワー数」「リーチ数」「エンゲージメント率」をKPIに設定します。
なぜこれらの指標が重要なのか。
新規オープンの店舗や、地域での知名度が低いビジネスでは、まず「存在を知ってもらう」ことが最優先だからです。多くの人に情報を届け、興味を持ってもらうことが、将来の来店や購入につながります。
では具体的なKPI設定例を見ていきましょう。

新規オープン店舗の場合

KGI:地域住民の認知度を6ヶ月で30%に引き上げる
KPI設定例:

  • Instagramフォロワー数を6ヶ月で1,500人にする
  • 月間リーチ数を10,000人にする
  • 投稿のエンゲージメント率を5%以上維持する
  • ハッシュタグ経由の新規フォロワーを月間100人獲得する
  • ストーリーズの閲覧完了率を70%以上にする

地域イベント・キャンペーンの場合

KGI:イベント参加者数を200名獲得する
KPI設定例:

  • Facebook投稿のシェア数を1投稿あたり50回にする
  • イベントページの「参加予定」を150名にする
  • ハッシュタグ投稿数を100件獲得する
  • 投稿のコメント数を1投稿あたり20件にする

ブランド認知向上の場合

KGI:ブランド想起率を20%向上させる
KPI設定例:

  • 複数SNS合計のフォロワー数を5,000人にする
  • 月間インプレッション数を50,000回にする
  • ブランド名での検索数を月間300回にする
  • UGC(ユーザー生成コンテンツ)を月間20件獲得する
  • メンション数を月間30件獲得する

重要なポイント
認知拡大型ビジネスでは、「量」と「質」の両方を測定するKPI設定が重要です。フォロワー数やリーチ数という「量」の指標だけでなく、エンゲージメント率や保存数という「質」の指標も必ず含めましょう。
また、地域性を意識したKPI設定も効果的です。地域名を含むハッシュタグの使用回数、地域住民のフォロワー割合、商圏内でのリーチ数など、地域ビジネスならではの指標を設定することで、より効果的な認知拡大が可能になります。

4-3. 成果測定ツールと分析の基本

各SNSの無料分析ツールの使い方

それでは、各SNSの無料分析ツールの使い方を学んでいきましょう。
各SNSには無料で使える公式分析ツールがあり、これを活用することで詳細なデータを取得できます。
なぜ公式分析ツールを使うべきなのか。
有料ツールを導入しなくても、各SNSの公式ツールだけで十分な分析が可能だからです。特に地域ビジネスでは、限られた予算で最大の効果を出すために、まずは無料ツールを使いこなすことが重要です。
では各SNSの分析ツールを見ていきましょう。

Instagramインサイト

ビジネスアカウントに切り替えることで利用できます。確認できる主な指標は、リーチ数(投稿を見た人の数)、インプレッション数(投稿が表示された回数)、エンゲージメント数(いいね、コメント、保存、シェアの合計)、フォロワーの属性(年齢、性別、地域、アクティブ時間)、ストーリーズの閲覧数と完了率、プロフィールアクセス数などです。
アクセス方法は、プロフィール画面の「インサイト」ボタンをタップするだけです。投稿ごとの詳細データも確認でき、どの投稿が効果的だったかを分析できます。

Facebookインサイト

Facebookページから利用できます。確認できる主な指標は、ページビュー数、ページへのアクション(電話、メッセージ、道順など)、投稿のリーチとエンゲージメント、フォロワーの属性と行動パターン、動画の再生時間と完了率などです。
アクセス方法は、Facebookページの「インサイト」タブをクリックします。特に、「ページへのアクション」は来店促進に直結する重要な指標です。

X(旧Twitter)アナリティクス

Webブラウザから利用できます。確認できる主な指標は、インプレッション数、エンゲージメント数(いいね、リツイート、返信、リンククリック)、プロフィールアクセス数、フォロワー数の推移、トップツイートなどです。
アクセス方法は、X(Twitter)にログイン後、「もっと見る」→「アナリティクス」を選択します。リアルタイム性の高いXでは、投稿時間帯による反応の違いも分析できます。

LINE公式アカウント管理画面

LINE公式アカウントの管理画面から利用できます。確認できる主な指標は、友だち数の推移、メッセージの配信数と開封率、クリック数、ブロック数、チャットの利用状況などです。
特に、開封率とクリック率は非常に重要で、LINEは他のSNSと比べて開封率が高いため、効果測定がしやすいのが特徴です。

月次レポートの作成方法

次に、月次レポートの作成方法を学んでいきましょう。
月次レポートは「数値の記録」「前月との比較」「改善アクション」の3つで構成します。
なぜ月次レポートが重要なのか。
定期的にデータを記録し、振り返ることで、何が効果的で何が改善すべきかが明確になるからです。また、社内での報告や、チームでの情報共有にも役立ちます。
では月次レポートの具体的な作成方法を見ていきましょう。

ステップ1:数値の記録

まず、設定したKPIの数値を記録します。例えば、以下のような項目です。

  • フォロワー数:1,250人(前月比+150人)
  • 月間投稿数:12投稿
  • 平均エンゲージメント率:4.5%(前月比+0.8%)
  • リーチ数:8,500人(前月比+1,200人)
  • Webサイト流入数:180件(前月比+30件)
  • 予約・問い合わせ数:15件(前月比+5件)

ステップ2:前月との比較

前月のデータと比較し、増減を分析します。単に数字を並べるだけでなく、「なぜ増えたのか」「なぜ減ったのか」を考察することが重要です。
例えば、「エンゲージメント率が0.8%向上した理由は、ビフォーアフター投稿を増やしたため」「Webサイト流入数が増えた理由は、ストーリーズにリンクを毎日掲載したため」といった分析を記載します。

ステップ3:改善アクション

データから見えた課題と、次月の改善アクションを明記します。
例えば、「課題:投稿の保存数が少ない→改善アクション:保存したくなる『お役立ち情報』投稿を週2回追加する」「課題:ストーリーズの閲覧完了率が低い→改善アクション:ストーリーズを5枚以内に収め、最初の1枚でインパクトを出す」といった具体的なアクションプランを記載します。
レポート作成のポイント
月次レポートは、シンプルで分かりやすく作成することが重要です。複雑なグラフや専門用語は避け、誰が見ても理解できる形にしましょう。
また、Excelやスプレッドシートでテンプレートを作成しておくと、毎月の作業が効率化されます。KPI項目、目標値、実績値、前月比、考察、改善アクションという列を作り、毎月データを入力していくだけで、推移が一目で分かるレポートが完成します。

重要な指標の見方と改善ポイント

最後に、重要な指標の見方と改善ポイントを学んでいきましょう。特に地域ビジネスに有効なInstagramに焦点をあてて解説します。
「リーチ」「エンゲージメント」「コンバージョン」の3つの指標を重点的に見ることで、効果的な改善ができます。
なぜこの3つが重要なのか。
この3つは、SNSマーケティングの「認知→興味→行動」という流れを表す指標だからです。どこに課題があるかを特定することで、的確な改善策を打てるようになります。
それぞれの指標の見方と改善ポイントを見ていきましょう。

リーチ数の見方と改善ポイント

リーチ数は、投稿を見た人の数を示します。リーチ数が少ない場合、そもそも投稿が届いていないことを意味します。
改善ポイント:<

  • 投稿時間を見直す(フォロワーがアクティブな時間帯に投稿)
  • ハッシュタグを最適化する(地域名+業種名など)
  • リール動画やストーリーズを活用する(発見タブに表示されやすい)
  • 投稿頻度を増やす(週3回以上が目安)

エンゲージメント率の見方と改善ポイント

エンゲージメント率は、投稿に対する反応の割合を示します。計算式は「(いいね+コメント+保存+シェア)÷リーチ数×100」です。一般的に、エンゲージメント率が3〜5%あれば良好、5%以上なら非常に良いとされています。
改善ポイント:

  • 質問形式の投稿で、コメントを促す
  • 保存したくなる「お役立ち情報」を発信する
  • ストーリーズでアンケートやクイズを活用する
  • ユーザーの投稿をリポストして、コミュニティ感を醸成する

コンバージョン率の見方と改善ポイント

コンバージョン率は、SNSからWebサイトへ流入したユーザーのうち、実際に予約や購入などの目標行動を取った割合を示します。計算式は「コンバージョン数÷Webサイト流入数×100」です。
改善ポイント:

  • ランディングページを最適化する(読み込み速度、デザイン、導線)
  • SNS投稿とランディングページの内容を一致させる
  • 限定クーポンや特典で行動を促す
  • フォームを簡略化し、入力の手間を減らす

データ分析の3つの視点

効果的な改善のためには、「時系列比較」「投稿別比較」「競合比較」の3つの視点でデータを見ることが重要です。
時系列比較では、先月と今月、先週と今週といった時間軸での変化を追います。「エンゲージメント率が先月より1.2%向上した」といった推移を見ることで、施策の効果を検証できます。
投稿別比較では、どの投稿が効果的だったかを分析します。「ビフォーアフター投稿はエンゲージメント率が平均の2倍」「お客様の声投稿は保存数が多い」といった傾向を掴むことで、効果的なコンテンツの型が見えてきます。
競合比較では、同業他社のアカウントと自社を比較します。フォロワー数、投稿頻度、エンゲージメント率などを比較することで、自社の立ち位置や改善の余地が明確になります。

改善アクションの優先順位

データから見えた課題すべてに同時に取り組むのは現実的ではありません。「インパクトが大きい」「実行しやすい」という2つの軸で優先順位をつけましょう。
例えば、「リーチ数は多いがエンゲージメント率が低い」という課題があれば、投稿内容の改善(実行しやすく、インパクト大)から着手します。「Webサイト流入数は多いがコンバージョン率が低い」なら、ランディングページの改善(やや実行が難しいが、インパクト大)に取り組みます。
このように、重要な指標を正しく見て、データに基づいた改善を継続することで、SNS運用の成果は確実に向上していきます。

4-4. ワークに取り組もう

このワークでは、SNSマーケティングにおける「KGI(最終的なゴール)」と「KPI(中間目標)」の違いを理解し、自身のビジネスに合わせた数値目標を設定する方法を学びます。

来店促進・EC連動・認知拡大など、ビジネスタイプに応じたKPI設計に加え、SNS分析ツールの活用や月次レポート作成、改善チェックリストまでを網羅

SMARTの法則に基づいたKGIの立て方から、具体的な30日間アクションプランまで、実践的に成果につなげる設計ができる一枚です。

ダウンロード資料
【第4章ワーク】目的と目標の設定シート.pdf -準備中-
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